こんにちは、コミュ障ニートです。今回は「一口にコミュ障といっても色々なタイプがあるよね」という話です。
先日の記事「コミュニケーション能力って何?コミュ障が整理してみる」に書いた通り、コミュニケーション能力とは色々な能力の総称であり、その能力のどれか一つが欠けてもコミュニケーションは上手く成り立ちません。
つまりコミュニケーションで必要な能力の数だけコミュ障のタイプが存在し得るわけで、そのせいでコミュ障問題の解決が難しくなっているのではないかと思います。
しかし自分がどのタイプなのかが分かれば、どうやったら改善できるか?ということが少しでも見えてくるのではないでしょうか。そこで、今回はコミュ障の私が考えられる範囲で「コミュ障のタイプ」を全部網羅して紹介していきますね。
特徴ごとに分類した「コミュ障のタイプ」一覧
まずコミュ障は大きく分けると「上手く話せないコミュ障」「話を聞けないコミュ障」「察しが悪いコミュ障」の3つに分類できて、その中で次のようにさらに細かく分けることができます。
- 上手く話せないコミュ障
- 滑舌が悪いタイプ
- 声が小さい・ぼそぼそ声タイプ
- 何話せばいいのか分からないタイプ
- 何言いたいのか分からないタイプ
- 隙あらば自分語りタイプ
- 話を聞けないコミュ障
- 理解力不足タイプ
- 共感力ゼロタイプ
- 興味ゼロタイプ
- 察しが悪いコミュ障
- 相手の気持ちが分からないタイプ
- 空気読めないタイプ
- 言われなきゃ分からないタイプ
では、上記のコミュ障のタイプを一つずつ見ていきましょう。
上手く話せないコミュ障
一つ目の大きな分類としては、上手く話せないからコミュ障と言われてしまうタイプが挙げられます。これは「なぜ上手く話せないのか?」という原因別に次の5つのタイプに分けることができます。
- 滑舌が悪いタイプ
- 声が小さい・ぼそぼそ声タイプ
- 何話せばいいのか分からないタイプ
- 何言いたいのか分からないタイプ
- 隙あらば自分語りタイプ
滑舌が悪いタイプ
一つ目は滑舌が悪いタイプです。このタイプの人は物理的に上手く話しづらいので、そのために喋りたいことを言えなかったり、相手に喋りたいことを聞き取ってもらえなかったりします。
滑舌が悪いせいでコミュ障になってしまう人は少なくないですが、このタイプは訓練次第で何とかなる場合が多いので、それほど悲観する必要はないと思います。早口言葉とかを繰り返し練習するようにしてみましょう。
声が小さい・ぼそぼそ声タイプ
二つ目は声が小さかったり、ボソボソと話したりするせいで相手に言いたいことを聞き取ってもらえないタイプです。
こういう話し方はコミュ障の人にはよくありがちですが、こちらも声の大きさを意識したり、発声練習などを行ったりすることで改善する可能性が高いので何とかなると思います。
何話せばいいのか分からないタイプ
次に三つ目は、会話の中で一体何を話せばよいのかが分からないタイプです。これはコミュ障の中ではダントツに多いタイプの一つですね。
このタイプのコミュ障の悩みはとにかく会話が続かないことです。話をつなげるための話題が出てこないので変に間が開いてしまい、気まずくなって自分も相手も話すのが嫌になってしまうことが多いです。
このような場合、主な原因としては「話の持ちネタが少ない」ことが挙げられます。したがってアドバイスは次の通りです。
- 日ごろから色々なことに興味を持って話題をストックしておく
- ストックから面白いネタを引き出せるようにする
コミュ障の人はそもそも興味の範囲が狭いことが多く、それゆえにネタ不足になりがちです。なので色々なことに興味を持ってネタを仕入れておいた方が良いでしょう。
また、単にネタを受け売りするだけでなく、そこから相手の興味を引きそうな話になるようにできるとベストです。
何言いたいのか分からないタイプ
四つ目は話がまとまらず何を言いたいのかが分からないタイプです。
このタイプの人は話すこと自体は苦にならない場合が多いのですが、分かりやすく話す能力に欠けているため話の内容が相手に伝わりません。日ごろから「どうやったら相手にわかりやすい話になるかな」と意識しながら話をする必要があるでしょう。
隙あらば自分語りタイプ
五つ目は聞かれてもいないのに自分のことや、自分の得意分野に関する知識をひけらかしたがるタイプです。おじさんとかオタクに多いですね。
このタイプの人は相手が興味ないことを延々と話したがるので、聞き手に不快な思いをさせてしまうのが特徴です。そしてコミュ障にしては珍しく話好きなので、コミュ障の自覚がない場合が多い分非常にタチが悪いです。指摘すると逆切れされたりします。本人が気づく以外にはどうしようもないです。
思い当たる節がある方は、
- コミュニケーションは会話のキャッチボールが基本
- ボールを一方的に投げまくるだけではダメ
ということはきちんと意識しておきましょう。
話を聞けないコミュ障
さて、コミュ障というと「話せない」というイメージが強いですが、実は話を聞けないからコミュ障になってしまうタイプもいます。ここではそういったタイプを3つに分けて見ていきましょう。
- 理解力不足タイプ
- 共感力ゼロタイプ
- 興味ゼロタイプ
理解力不足タイプ
一つ目は話を聞いてもよく理解できないタイプです。
このタイプのコミュ障は相手が話す内容を上手く理解できないので、結果としておかしな返答をしてしまうことが多いです。
こればかりは理解力の問題なので、もし話の内容が分からなければ素直に「もっとわかりやすく話して」と言うほかありません。
共感力ゼロタイプ
次に二つ目は相手の話に共感できないタイプです。
せっかく相手が「共感してほしい」と思って話しているのに、共感力が低いせいで「どうでもいい」と思ってしまいがちです。その結果「冷たい人だ」と思われてしまいます。
こちらも共感力の問題なので根本的な解決は難しいですが、話を聞いているときは話している相手の気持ちを想像しながら聞くように心がけると良いでしょう。
興味ゼロタイプ
三つ目は相手の話に興味が湧かないタイプです。
このタイプのコミュ障は興味の範囲が狭く、相手が話していることに興味を持てない場合が多くて「つまらない話だな」と思いがちです。その結果、リアクションが薄くなって話し手から見たら「こいつ本当に話を聞いてるのか?」となってしまいます。
残念ながら、これに関しても興味の範囲の問題なので治すのは難しいかもしれません。しかし日ごろから色々なことに興味を持ってみることが大切なのではないかと思います。
察しが悪いコミュ障
最後に三つ目の大分類は、察しが悪いからコミュ障だと言われてしまうタイプです。細かく分けるとさらに次の3つに分類できます。
- 相手の気持ちが分からないタイプ
- 空気読めないタイプ
- 言われなきゃ分からないタイプ
はじめに言っておくと、このタイプは発達障害など脳の特性によるものが多く、訓練ではどうしようもない場合が多いので注意が必要です。無理に治そうとしても意味がない場合がありますのでその点には留意したほうが良いでしょう。
では、上の3つの小分類についてそれぞれ見ていきますね。
相手の気持ちが分からないタイプ
一つ目は相手の気持ちが分からないタイプです。
このタイプのコミュ障は相手の気持ちを察する能力が低いので、良かれと思って言ったことが相手を傷つけてしまった、というようなことがよくあります。
対策としては、発言するときは「これを言ったら相手はどう感じるかな」と常に注意するくらいしかありません。
空気読めないタイプ
二つ目は場の空気が読めないタイプです。
このタイプのコミュ障は場の雰囲気を読み取ることが苦手なので、場違いな言動をして周囲の顰蹙を買ってしまうことがあります。
残念ながら「場の空気」というのは言語化しづらいのでアドバイスのしようがなく、せいぜい場数を踏んで慣れるくらいしかないのではないかと思います。
言われなきゃ分からないタイプ
最後に三つ目は直接言われないと分からないタイプです。
こちらも空気が読めない場合と少し似ているのですが、言外の情報をキャッチするのが苦手なので直接言葉として言われるまで自分のミス等に気づきません。
この場合もやはりアドバイスのしようがないのが残念ではありますが、少しでも「なんか周りの様子が変だな」と思ったら何が変なのかをよく考えたほうが良いのではないかと思います。
おわりに:コミュ障も十人十色
以上、私が考えられる範囲でコミュ障のタイプを全部書き出してみました。あなたに当てはまるタイプはあったでしょうか??
ちなみに私は
- 滑舌が悪いタイプ
- 興味ゼロタイプ
- 言われなきゃ分からないタイプ
の3つに当てはまっています。ハッキリ言って重度のコミュ障ですね。ガチで生きづらいので何とかならないかなぁと思います。
それにしても、こうして整理してみると一口にコミュ障と言っても本当に様々だなぁという感じがします。これは良くも悪くも個性といってよいのではないでしょうか。まあメリット何もないけど…。
ともかく、今回の記事を通してコミュ障の皆さんが自分のタイプを知り、何かしら改善するきっかけになれば幸いです。
今回は以上!