「発達障害」という名の現代の呪い。コレのせいで生き地獄なんですが

コミュ障の話 コミュ障の話

こんにちは、精神科で「自閉傾向あり」と診断されたアスペ疑いのニートです。今回は生きづらさの原因になりがちな「発達障害」についての話題で、

発達障害だと何やっても上手くいかないし、他人からは馬鹿にされて差別されるし、生きづらすぎてもはや呪いレベルだよね

という話です。ここでは健常者の皆さんが思いがちな

  • そもそも発達障害って何?単なる無能・甘えじゃないの?
  • 発達障害だと何がそんなに大変なの?

といった疑問についてアスペ気味の私がお答えしていきますね。


※なお当たり前ですが(当事者ではあるけど)素人のニートが書いているだけなので医学的な知見に基づく内容ではありません。

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発達障害とは一体何なのか。病気?それとも甘え?

発達障害は「生まれつきの脳の特性」です。なので病気でも甘えでもありません。

まず、発達障害は「障害」とあるので病気だと誤解されやすいのですが、正確にいうと病気ではなく、「生まれつきの脳の特性によって社会生活に支障が出ている状態」を指します。

もう少し平たく言うと、発達障害の人はたまたま脳ミソの性質が「普通の人」と違うために、例えばコミュニケーションがうまくいかなかったり、忘れ物が多かったりするなどしてしまい「普通の人」と同じように現代社会でうまく生きていくことができないというわけです。

そして発達障害は「生まれつきの脳の特性」であるがゆえに、

  1. 病気ではないので根本的に治すことはできない(※投薬で一時的に改善できる場合はある)
  2. 発達障害の疑いがあっても、社会生活で特に困らなければそれは「個性」とみなされる

という特徴があります。

特に2つ目は不思議な感じもしますが、要は社会生活で困ることが多い場合に障害とみなされるから、もし発達障害っぽくても社会生活で問題ないなら別にいいよね、という考え方です。これは例えば指が一本欠けた人でも障害者とみなされないのと同じですね。

…と、発達障害について簡単に書くと上記のような感じなんですけど、正直発達障害に関して理解が不十分な人や、誤解している人が非常に多いので「そんなのは甘えだ!」などと難癖つけてくる奴が私の周りにも湧いてくるのが悲しい事実です。まあとりあえず「脳みそが健常者様とは違うんで、あんたらと同じようにできないのはどうしようもないんだよ…こっちだって甘えてるわけじゃねえんだよ…」って感じですけどね。

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一口に「発達障害」と言っても色々なタイプがある

さて、そんな発達障害ですが一口いっても色々なタイプがあります。細かい分類はあると思うのですが、ザックリ分けると次の3タイプに分類できます(※注)。

  1. ASD(自閉スペクトラム症、いわゆるアスペルガー症候群)
  2. ADHD(注意欠如・多動症)
  3. LD(学習障害)

ASD

まずASDはいわゆる「アスペルガー症候群」(※最近では正式には自閉スペクトラム症と呼ばれるそうです)で、

  • 対人関係が苦手(=コミュ障)
  • こだわりが強い
  • 場の空気を読んだり、言外の意味を読み取ったりするのが困難

といった特徴があります。

このタイプの人の悩みはとにかく他人とのコミュニケーションが上手くいかないことであり、気づいたら集団の中で孤立しているとか、いじめに遭うといったことになりがちです。

ADHD

次にADHDは漢字で書くと「注意欠如・多動症」なのですが、読んで字のごとく

  • 注意力が散漫でミスや忘れ物をしやすい
  • 落ち着きがない

といった部分が特徴として挙げられます。このタイプの人は何と言ってもミスが多いことから、怒られてストレスをため込みがちなのが悩みの種となるでしょう。

ただ、ADHDに関しては薬で一時的な改善が可能なので他の発達障害よりは救いがあるかもしれません。

LD

最後にLDとは「学習障害」のことを指します。これはその名の通りで、知能的には問題ないにもかかわらず

  • 文字を読むのが難しい
  • 文字をきれいに書けない
  • 計算ができない

といった症状が出るのが特徴です。日本社会では学校生活で勉強を半ば強制されるので、この障害があると辛い思いをすることでしょう。


※注:上記のタイプは併発する可能性もあるのですが、そうなると更なる地獄が待っています。私はASDに加えてADHDっぽさもあるので悲惨です😭

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発達障害だと生きづらすぎて死にたくなるんですが

…と、発達障害についてアレコレ紹介したところでここからが本題。発達障害だと「俺呪われてるんじゃないのか?」と思うほど生きづらくて死にたくなってくるんですよ。いや冗談じゃなく…。

まあ私の場合は先述の通り「ASD疑い」なのでガチアスペの人よりはまだマシなのかもしれませんが、そうは言ってもコミュ障が過ぎるので

  • 空気が読めない・気が利かない・挙動不審などと言われバカにされる
  • 集団に入ると100%孤立して弾き出される
  • 何も悪いことはしていないつもりなのに勝手に嫌われてイジメられる

といったことが何度も何度も繰り返されてほとほと嫌になってきます。こんなんだから精神は病むし、長年ニートから脱出できないしでもう最悪ですね。何で生きてんだろって感じ。

あと正直言うと、私も長年人間やってますけど人間に向いてない感がヤバい。そもそも集団行動とか無理ゲーでしょ。普通の人はなんであんなに群れたがるのか全く理解できないので、たぶんもっと他の動物に生まれた方が幸せになれたんじゃないのかなと思ったりします。でも仕事は辞められても人間まではなかなか辞められないですからねぇ…困ったもんです。

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日本は「発達障害大国」!その理由

ところで話は変わりますが、聞きかじった話によるとどうも日本は発達障害の人の割合が世界的に見ても非常に多い発達障害大国なんだそうです。この点についてはネットでも様々な意見があって、その中でも個人的に的確だなぁと思ったのが

  • 日本社会は発達障害っぽい特性を持つ人にとってはかなり生きづらい仕組みになっている
  • つまり発達障害の人の割合が多いというよりは、むしろ日本では他の国では障害扱いされないような人も発達障害だと見なされるのが原因なのではないか?(=つまり判断基準が他の国と比べて異常

という意見ですね。これは確かにそうかもしれない。

もちろん海外の事情には詳しくないので断言は言えませんが、イメージで言うと日本よりはアバウトな感じがするのでその分発達障害にも寛容な気がしますよね。

一方で日本では細かい部分に気を遣ったり、場の空気を察したりといった繊細なコミュニケーションが求められるので、発達障害の特性を持つ人はなかなか上手く働けずに障害者認定されてしまう…というような社会になっていると言えそうです。

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余談:もし発達障害の人の数が「普通の人」よりも多かったら…

さて最後に余談。(先述の通り)発達障害とはあくまでも脳の特性の違いによるものであり、その特性を持つ発達障害の人が少数派だから現代社会での生きづらさに繋がっているわけです。

となれば、もし仮に今でいう「発達障害の人」のほうが人数が多くて、「普通の人」のほうが少なかったら一体どうなると思います?つまり発達障害が普通で、今でいう「普通の人」のほうが異常と見なされる社会だったらどうなるか?という話ですよ。

これに関しては色々な意見があっても良いと思うのですが、個人的にはやっぱりマイノリティ(つまり今でいう普通の人)が生きづらくて死にたくなってくると思います。だってそんな社会では「空気が読める・気が利く人」がおかしいとされるわけですから、そういう人は周囲の人から

  • 何でお前そんな事まで分かるんだよ?エスパーかよ…気持ち悪!
  • 何余計なことしてんだよ!いらんことせんでいいわ

とか言われて嫌になってくるに決まっています。

まあ、こういうことを考えると「普通って何だろうね?」と思わなくもないですね。

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おわりに

以上、発達障害の概要や当事者としての生きづらさについて書いてきました。今回の話は「普通の人」にはなかなか理解できないかもしれませんが、何度も言うように発達障害だと本当に次々と嫌なことばかり起きるのでウンザリしてきます。これぞまさに現代の呪いですね…。

ただこれは現代社会が「普通の人」に合わせて作られていることによるものなので、もう少しマイノリティにも優しい社会になってくれればいいなぁと思います。…たぶん今後も何も変わらないだろうけどな!発達障害者がマイナーな存在である限り生きづらさは改善されないのかもしれません。かなしいね。

今回は以上です。

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