現役ニートが「ニート脱出方法」を真面目に考えてみた

現実的なニート脱出方法 ニート・ひきこもりの話

またまたご無沙汰しております、ニートです。今回は精神障害持ち&職歴ボロボロ&長年ニートの私が「ニート状態から脱出する方法」を真面目に考えてみたという話です。

…と、まあこういう話をしようとすると速攻で

  • 考える暇があったらさっさと働いてニート脱出しろよw
  • 結局ニートのままなんでしょ?説得力ないな

という突っ込みが入りそうですが、まあちょっと待ってください。私は就職において精神障害ニートという絶大なハンデを持っていますし、加えてこのコロナ不況です。闇雲に動いたところで良い結果は得られないと思ったのでまずはこの機会にしっかり考えることにしたんですよ。

そこでここでは

  • なぜ今になって脱出法を考えるようになったのか
  • 私が会社で働きたくない・働けない理由
  • 少しでも現実的なニート脱出方法

といったことについて私なりの考えをまとめて書いていきますね。

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ニート脱出方法を考えるようになったきっかけ

では、はじめに「ニート四年目の今になってニート脱出方法を考えるようになったきっかけ」についてお話しします。

まず正直なところ、私はニートになったばかりの頃は全くと言っていいほど危機感がありませんでしたし、むしろ働かないことは嬉しいとさえ思っていました。

それはなぜかというと私の心身をメチャクチャにしたブラック企業からようやく逃げることができたからです。「もうあんな嫌な思いをしなくてもいいんだ」と思うと本当に心が晴れ晴れとして、(精神病の症状には苦しんだけどそれでも)毎日楽しいニート生活を送っていました。

しかし、それから3年以上が経過した今になって徐々に重苦しい危機感とか漠然とした不安に襲われるようになってきました。というのは、

  • 親が日に日に年老いて弱っていくのがハッキリわかるようになってきた
  • 才能もなく誰かの役に立っているわけでもない。一体何のために生きているのかよく分からなくなってきた

からなんですよ。

つまりこのままだと親がいなくなってしまったら生活が立ち行かなくなるでしょうし、もし仮にギリギリ生きていけたとしても生きている意味がなくなりそうな気がします。

それで最近は不安が脳裏にこびりつくようなことが以前よりも多くなったので、いよいよ「なんとかしなければ…」と思うようになったというわけです。

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もちろん会社に就職できれば一番だが…

さて、こう書くと「不安ならさっさと就職活動しろよw」と言われてしまいそうですね。

まあ確かに会社に就職するのが一番まともなニート脱出方法だと思うのですが、私のような職歴ボロボロの精神障害ニートには

  • そもそも就職できない
  • 仮に就職できても続かない

という問題があります。この点について少し詳しく説明しておきますね。

障害者として就職活動→全滅

まず私は障害者として就職活動を行っていたのですが、その結果はむごたらしいものでした。なんと25社くらい応募して面接にたどりついた回数はゼロ。全部書類落ちです。しかもそれだけでなく、障害者専門のエージェント3社からも求人の紹介を拒否されてしまいました。…いや~、悲しいね。

まあそれもそものはずで、

  1. (障害者の中でも一番冷遇されている)精神障害者
  2. 職歴ボロボロ(※短期離職2回)
  3. 3年以上ニート

なので仕方ないですけどね。仮に私が採用担当者だったらそんな奴は補助金をもらえるとしても採用しないでしょう。当然と言えば当然の結果です。

仮に就職できても十中八九続かない

また、もし仮に就職できたとしても1年続かない自信があります。なぜかというと

  • コミュニケーション能力ゼロで速攻嫌われる
  • 精神病の症状が厄介で超リアルな陰口の幻聴や被害妄想が出る

から。つまりそもそも嫌われやすいし、自分でも嫌われているという妄想に取りつかれやすいので結果として発狂するからです。こんなんじゃ仕事にならないでしょ。あ~就職するなんて無理無理。

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代替案:少しでも現実味のあるニート脱出方法

…と、まあこうやってまとめてみると我ながらすごい絶望的なんですけど、とにかく何とかして収入を得ないと遅かれ早かれ野垂れ死んでしまいます。

そこでようやく本題ですが今回考えた「少しでも現実味のあるニート脱出方法(=宝くじを当てるよりは確率が高そうな方法)」は次の通りです。

  1. 「素材データ」を自作して売る
  2. 自作ノウハウをまとめ、電子書籍等にして売る

※どちらか片方では足りません。両方やります。

では詳しく説明しますね。

ステップ1:「素材データ」を自作して売る

まず、私のようなタイプの人間がニートを脱出するためのカギは「素材データを自作して売る」ことだと思っています。

ここでいう「素材データ」というのは、例えば

  • イラスト・写真素材
  • 3Dモデル
  • BGM・効果音素材
  • 便利ソフトウェア

といったデジタルでの創作活動に使える素材のことを指します。これを作って売るメリットは次の通りです。

  • お金がなくても作ることができる
  • 在庫の心配がない
  • 多少クオリティが足りなくても買ってもらいやすい

まずデジタルな素材データならPCと時間さえあればいくらでも作れる場合が多く、時間を持てあましているニートなら暇つぶしのついでに作ることができます。そしてリアル商品と違って在庫が必要ありません。その辺はお金がかからないのでニートにはピッタリですね。

また、データといってもそれが完成品であれば高いクオリティが求められますが、素材データなら利用側で加工したりする場合が多いので、需要さえあればクオリティがそこまで高くなくても買ってもらいやすいです。

…といっても、もちろん既にライバルもいるわけで一朝一夕で「売れる素材データ」を作るのは難しいでしょう。しかし他のお金儲けの手段に比べてマイナーですし、上記のようなメリットもある分かなりの穴場だと思っています。


それでライバルを増やしたくないので本当は具体的なことは書きたくないのですが、本当に困っている方のためにもう少し具体的に書くと、例えば「テクスチャ素材」は作りやすいし需要も高いのでお勧めです。

テクスチャ素材とはイラストや3Dモデルの質感を表現するための画像素材のことで、手描きでも写真でもOKです。まあ写真のほうが圧倒的に楽なので外へ出て写真をパシャパシャっと撮影してください。被写体は

  • 石垣
  • コンクリートの壁
  • 芝生
  • 木目
  • はがれた塗装

など「質感を感じ取れるもの」がベストです。この辺は文章で書いてもよく分からないと思いますので、ググったりしてサンプルを調べてください。

あと、できればの話ですがテクスチャの継ぎ目をなくす加工(シームレス化)をすると使う側としては非常に助かります。よかったらひと手間加えるのを検討してみてください。

ステップ2:自作ノウハウを売る

さて素材データを自作できるようになると、それなりに「ノウハウ」が蓄積されてくると思うので次はそれをお金に換えます。つまり素材の作り方を電子書籍などにまとめて売れば良いわけです。

電子書籍というとなんだか作り方が難しそうに思われるかもしれませんが、AmazonのKindle本ならすごく簡単に作れるのでお勧めです()。


※注:私は2017年に実際に電子書籍を作って売ったことがあります。まあ売り上げは全部で1万円くらいにしかなりませんでしたがw

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おわりに

以上が私が考えた「少しでも現実味のあるニート脱出方法」です。よその変なブログ記事よりもよっぽど現実的な案だと思いませんか?

…いや、まあその辺は人によるかもしれませんが。とにかくこの記事が少しでも参考になれば幸いです。