田舎ニートの私が引きこもりがちになった理由

ニートの話 ニート・ひきこもりの話

以前の記事「ニートの田舎暮らしは辛いという話」にも書いた通り、私は今クソがつくほどのド田舎に住んでいます。

それで相変わらず田舎暮らしにはウンザリしているわけですが、このクソ田舎にニートとして長くいるうちに自分自身に「ある変化」が起こっていることに気づきました。それは

あれ、俺引きこもりがちになってるんじゃね?!

ということです。…アホみたいな話ですけど、このことについ最近気づいて驚愕しました。

というのも、一昨年までは海外旅行に行ったり、就労移行支援事業所に通ったりしていたんですけど、昨年~現在まではそういうのは一切ないので1か月間外出しない、なんてことが割と普通になっているんですよ。

それでなんで引きこもりがちになったんだろう、と思って自分で分析してみると、原因として田舎ならではの「外出する気を削ぐクソ要素」があったので田舎がほとほと嫌になってきました。

そこで今回はその分析結果を絡めて「田舎ニートの私が引きこもりがちになった理由」を書いていきますね。


※ちなみに…引きこもりとニートの違いをよく理解していない方は、以前の記事「ニートが教える【無職・ニート・引きこもり】の違い」も併せてご覧ください。

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田舎特有の「ニートが外出する気を削ぐクソ要素」

では早速ですが、私が最近引きこもりがちになった理由を説明していきます。まあザックリ言うと主な理由は「外出する気力を削ぐ要因があったから」なんですけど、その要因を分類して挙げると次のような感じになります。

  1. ご近所の監視がウザい
  2. 仕事もなければ遊びに行く場所すらない
  3. どこに行くにも車を運転しなければならない

ご近所の監視がウザい

まず一つ目は「ご近所の監視の目がウザい」ので外出する気を滅茶苦茶削がれます。

というのも都会の人にはなかなか分からないかもしれませんが、田舎は超監視社会なんですよ。田舎のクソジジイ・クソババアどもは暇でやることがないので、常に「何か変わったことはないか?」と周囲にアンテナを張っています。

なので例えば、家の外装を変えようものなら(普段は絶対近づきもしないくせに)犬の散歩を名目にしてすぐ近くまで見に来ますし、ウチの母親が布団を叩けばこっちを振り向いたりします。

そしてなにより酷いのが、そういう輩はたとえ休日でも若者がその辺を歩いていたら不審者扱いするということです。なのでもしニートが外で散歩でもしようものなら

  • あいつは誰だ、昼間から若者が何うろついてるんだ
  • もしかして〇〇さんの息子じゃないか?
  • 昼間からブラブラしてるってことは無職だ!おい、○○さんちの息子は無職だぞ!!

っていう風になってすごい勢いで噂が広まるに違いありません。したがってニートとしては、もし外出するなら人目を忍んで外出しないといけないのでかなり気力を削がれるというわけです。

仕事もなければ遊びに行く場所すらない

次に二つ目は、田舎には仕事も遊ぶ場所もないので、単純に外出する機会がないということです。

田舎の求人を見たことがある人は分かると思いますが、業種的には

  • 農業
  • 介護
  • 土木

くらいしかなく、数も少ないので全くといっていいほど仕事がありません。さらに田舎は人が少ないので当然買い物をする場所や遊ぶ場所もありません。なので必然的に行くべきor行きたい場所もなく、結果的に引きこもりがちになります。

どこに行くにも車を運転しなければならない

最後に三つ目は、仮にどこか行きたい場所があったとしても車を運転しなければ行くことができない、ということです。まあ私は免許も車もあるけど、あんまり運転するのが好きじゃないのでこれには気力を削がれますね。

…と、ここで都会の人は「じゃあ公共交通機関を使えばいいじゃん」と思うかもしれませんが、その考えは猛烈に甘いですよ!…ってか、そもそもバスや電車が通っているという前提がまず甘い。なぜなら

  • バス?バスなんて通ってねぇよ!!
  • 電車?最寄り駅まで15㎞もあるんだよ!!何が最寄りじゃい!!しかも1時間に1本しか電車こねぇよ!

って感じなので。いや~、田舎って不便ですね。

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なかなか田舎を脱出できないのはなぜ?

さて、ここまで田舎暮らしについて愚痴ってきましたが、これを見たらやっぱり都会の人は「じゃあ都会に引っ越せばいいじゃん」と思うかもしれません。

それでそのことは当然ながら私も考えたことがあるんですが、なかなかそう簡単にはいかない事情があるんですよ。主な理由としては次のことが挙げられます。

  1. 金がない
  2. 無職だとアパートを借りられない場合が多い
  3. 親が高齢
  4. 長男が家を守るべき、という田舎人の考え方

金がない

一つ目は単純に引っ越すだけの金がないからです。

そもそもニートなのに毎月何万も家賃を払うなんて厳しいです。それに実家暮らしを続けていると住み家に金を払うのがバカバカしくなってくるので、なかなか引っ越ししようという気が起きません。

無職だとアパートを借りられない場合が多い

次に二つ目は無職だとアパートを借りられないことが多いからです。以前都会に引っ越ししようと思って物件を探したことがあるのですが、やはり無職だと断られることが多かったですね。

まあ一応、それでも保証人がいれば借りられるところもあるにはありますが、色々面倒くさくなるのでやっぱり二の足を踏んでしまいます。

親が高齢

三つ目は両親が高齢ということです。ウチの両親は他の家よりも10歳は年を食っているので、嫌な話ですがいつ不測の事態が起こっても不思議ではありません。

万一のことがあった時にすぐに駆け付けられないと困るということから、なかなか実家を離れるのは難しいですね。

長男が家を守るべき、という田舎人の考え方

最後に四つ目は、田舎の人間の考えとして「長男が家を守るべきだ」という考えが強く、ウチの両親もそういう風に考えているからです。

私は長男なんですけど、先述の通り都会に引っ越そうとして準備をしていたら「都会に引っ越す??家のことはどうなるんだ!」と言って引き止められました。都会に出ていったきり音信不通のエリートの兄弟には何も言わないのに、私にだけそういうことを言うんですよ。まったく呆れますね…。

それにしても、未だにこういう古臭い考えを持っている人がいるのは何だかなぁと思いますね。さすがド田舎は違います。

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田舎ニートは引きこもりにならざるを得ない運命

以上、田舎ニートの私が引きこもりがちになった理由や、なかなか田舎を脱出できない理由について書いてきました。

こうして整理してみると田舎のニートってのはおちおち外出できないし、かといってそれが嫌だったとしても田舎から離れられないので、結局引きこもるしかないんですよね。なので正直呪われすぎだろ…と思います。もうどうしようもない。

いや~、こういう状況は本当に辛いね。せめてご近所の監視の目だけでもなくなれば良いのですが…早くクソジジイどもがくたばってくれねぇかな。もっとも、この辺はみんな長寿なのであと20~30年くらいは余裕で生きそうですが。絶望しかないですね。

今回は以上です。