こんにちは、ニートです。今回はニート生活というか、時間の使い方に関する話題で「ニートは時間を無駄にしているとよく言われるけど、別に必ずしもそうではないよね」という話です。
ここでは「ニートは時間を無駄に過ごしている」という意見についての反論を書いていきますね。
「貴重な20代を無駄にするな」と言われるけど…
でははじめに、今回の記事を書くに至ったきっかけを簡単に説明しておきます。
うちの過干渉な母親は私と顔を合わせるたびに文句を言ってくるのがテンプレになっているのですが、最近になって
と言うようになりました。う~ん…?
まあ確かに私はニートで収入は少ないし(※ゼロではないですが…)、いとこや昔の友達はとっくに結婚して家庭を持っているわけですから、母親も文句の一つや二つを言いたくなる気持ちは私にもよく分かります。
しかし、そうは言っても勝手に「20代を無駄にしている」と決めつけられるのには何だかイラっとしてしまいました。なぜなら別に私は時間を無駄に過ごしているつもりはないからです。
このことを考えると、どうやら私と母親の間には時間の使い方について考え方に大きな違いがあることが分かります。つまり
- 母親:私(=ニート)の時間の使い方は無駄である
- 私:時間を無駄にしているつもりはない
と思っているということです。ではこの考え方の違いについてもう少し詳しく分析してみましょうか。
そもそも、何をもって「時間の無駄」とするのか?
まずそもそもの話ですが、私たちはいったい何をもって「時間の無駄」とするのでしょうか。…まあ基準は色々あると思いますが、一般的に
だと言えると思います。ただ、個人的にはこの「やりたいこと」が人それぞれなので意見が食い違ってくると思っています。
例えばAさん・Bさんという人がいて
- Aさん:仕事が好きで、遊びもせず仕事ばかりしている
- Bさん:ゲームをするのが好きで、仕事もせずゲームばかりしている
ような状態だったとします。
この場合、Aさんにとっては仕事もせずにゲームばかりしているBさんは怠け者で時間を無駄にしていると思うでしょうし、Bさんにとっては全く遊ばず仕事ばかりに熱中しているAさんのほうが人生損していると思うでしょう。つまり人によってその時間が有意義だと感じるかどうかは様々なのです。
ただし厄介なことに、ある人が時間を有意義に過ごしているのかどうかを客観的に見る場合は「世間的な価値観」も加わってきます。現在の日本では働き者が称賛される風潮があるので、上記の場合はAさんこそが有意義な時間を過ごしていて、Bさんは時間を無駄にしている…と判断されがちなわけです。
したがって一般的にはきちんと働いている人こそ有意義な時間を過ごしていて、ニートは時間を無駄にしているというのが通説なんですよね。
やりたいことをやっているなら時間の無駄とは言えない
でも、先ほども書いた通り時間の無駄かどうかの判断基準は人それぞれだし、別にやりたいことができているならそれは有意義な時間だと言えると私は思います。
…まあ、確かに働いている人の方が(資本主義社会の日本では)偉いのは間違いありません。しかし生活のために仕方なく働いていて好きなことが全然できない人も多いわけで、それってつまり働いている=有意義に時間を使っている、とは必ずしも言い切れないですよね?
それを考えると、たとえニートでも好きなことをやっていられる時間があるならその時間は無駄ではないでしょう。ニートの私が時間を無駄にしていると思わない理由はここにあります。
私が毎日のように取り組んでいるプログラミングや創作活動は私の数少ない生きがいであり、それらに熱中している時間はかけがえのないものです。それを無駄呼ばわりするとはとんでもない。
ちなみにもう少し言うと、稼げないという問題と時間を無駄にしているという問題はほぼ別の問題です(※もちろん、稼ぎたいと思っているニートであればニートでいるのは時間の無駄ですが…)。これを一緒くたにして考えるからダメなんですよ。まったくバカバカしい…。
おわりに
以上、簡単ではありますが「ニートでもやりたいことができているなら時間の無駄ではない」という話をしました。
まあニート生活で「ただ寝ているだけ」「意味もなくボーっとしているだけ」とかは本当に時間の無駄だと思うのでやめた方がいいと思いますが、とにかくやりたいことができているならそれも悪くないと思って前向きに考えた方が精神衛生上良いと思います。
いずれにしても、ニートほど時間をたっぷり使える人はそうそういないと思うので、ぜひ自分のやりたいことを全力でやったほうが良いでしょう。後で振り返っても後悔がないニート生活にしたいものです。
今回は以上です。