精神障害者の私から見たら「普通の人」のほうがよっぽどおかしい

私から見たら「普通の人」のほうが変 素朴な疑問・考察

こんにちは、精神障害者のニートです。今回はタイトルの通りで「精神障害者の私から見たら、普通の人(健常者)のほうがよっぽどおかしいよね」という話です。

ここではなぜそんなことが言えるのか?ということについて書いていきますね。

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普通の人(健常者)のほうが異常だと思う理由

では早速ですが、私から見て「普通の人」のほうが異常だと思う根拠をいくつか挙げてみます。

  1. コミュニケーション能力・空気を読む能力が高い
  2. うっかりミスが少ない
  3. つまらない勉強・仕事でも寝ずに続けられる
  4. やたらと群れたがる
  5. すぐにキレる
  6. 平気で嘘をついたり、本心とは違うことを言ったりする
  7. マイノリティを平然と差別し、バカにしたり排除したりしようとする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

コミュニケーション能力・空気を読む能力が高い

まず一つ目に異常だと思う点は「健常者の人はコミュニケーション能力や空気を読む能力が高い」ことです。

私は医者も唸るほどのコミュ障だし、空気が読めなかったりもするので集団に入るとすぐに排除されてしまいます。でも普通の人は

  • 見知らぬ人とすぐに仲良くなれる
  • 場の空気を察して臨機応変に対応できる

といった感じで上手くやっていますよね?

だから私から見たら「なんで皆そんなに集団の中で上手くやっていけるんだ?」という感じで、みんな宇宙人みたいに見えますね。

うっかりミスが少ない

次に二つ目は「健常者の人はうっかりミスが少ない」ことです。

私が仕事をしていた時は自分だけよくケアレスミスをして嫌われていたのですが…他の人を見ていると、ほとんどミスをせず素早く仕事をこなしているんですよね。

なので一体どうしてそんなに速く・正確に仕事ができるのか?と不思議に思っていたものです。きっと要領がいいんでしょうけど、それにしたって健常者の人ばかり仕事ができてずるいと思います。

つまらない勉強や仕事でも寝ずに続けられる

三つ目は「健常者の人はつまらない勉強・仕事でも寝ずに続けられる」ことです。

私は勉強でも仕事でも「つまらない!」と感じたら眠くなって本当に寝てしまい、学生の頃からかなり顰蹙を買っていました。

でも周りを見るとそういう人は稀なので「なんで他の人は眠くならないんだろう?」と思っていたんですよ(※特に夜更かしをした、などと自慢している人が授業や仕事中に寝ないのが本当に不思議でした)。

未だにこれはなぜなのか分からないのですが、もしかしたら普通の人は

  • 寝てはいけない場面では絶対に寝ないようになっている
  • そもそも、つまらないと感じにくい脳みそになっている

のかもしれません。

やたらと群れたがる

四つ目は「普通の人はやたらと群れたがる」ことです。

普通の人って集団の中に入るとグループを作って、いつも必ず一定以上の人数で行動しますよね?でもぼっちの私からしたらこれは妙なことで「なんで群れないと行動できないの?」と思います。

…まあ群れた方が「数の暴力」で何事も安全かつ有利に進められるだろうなとは思うのですが、それにしても「トイレくらい一人で行けよ!」とか思ったりはしますね。

すぐにキレる

五つ目は「普通の人はすぐにキレる」ことです。

私はよほどのことがない限りは怒らない自信があり、実際何か嫌なことがあっても怒るというよりは呆れることのほうが多いです。しかし普通の人を見ているとちょっとしたことですぐに怒って喚き散らしたりするので、「なんでそんなにすぐキレるの?」と不思議に思ってしまいます。

これはおそらく、普通の人は

  • 怒りの沸点が低い
  • 怒ったときにその感情をすぐに表に出す

からだと思うのですが、個人的にはキレても良いことはあまりないと思うのでもうちょっと穏やかに物事を解決してほしいと思います。

平気で嘘をついたり、本心とは違うことを言ったりする

六つ目は「健常者の人は嘘つきで、本心とは違うことを平気で言う」ことです。

私は思ったことをそのまま率直に相手に伝えてしまうタイプで、そうすると「よくそんなことを言えるよな」「言い方を考えたらどうだ」などと言われてしまいます。私としては率直に言った方が誠実だと思っているのですが、どうやら普通の人たちはそういうのが気に食わないようです。

それで健常者の人たちを見ていると

  • 本心では思ってもいないようなことを平気で言う
  • 平然と嘘をつき、嫌いな人を陥れようとする

という場面がよくあるので、私から見たら「この人たちは本当に嘘つきだなぁ」と感じます。よくそんなに次から次へと相手に合わせて嘘をつけるなぁと逆に感心してしまいますね。

…まあもちろん「嘘も方便」という場面はよくあるし、相手のためになる嘘だったら多少は許されるとは思います。でもだからといって平気で嘘をつくような態度は誠実ではないので、それを普通にやってのける健常者の人たちはちょっとおかしいんじゃないかと私は思いますね。

マイノリティを平然と差別し、バカにしたり排除したりしようとする

最後に七つ目に異常だと思う点は「健常者の人たちはマイノリティを差別し、バカにしたり排除したりしようとする」ことです。

私は精神障害者でしかもニートなので周囲から差別や偏見の目で見られることがよくあるのですが、そのことから分かるのは「健常者の人たちはどうしても異分子を排除したいらしい」ということです。

特に田舎などの閉鎖的な環境ではその傾向が非常に強く、ニートや障害者であることがバレた時点で村八分にされるのは目に見えています。やはり人の出入りが少ない環境にはカビ臭い古い考え方がはびこっていますし、気味の悪い連帯感もあるので役立たず等の異分子がいると「和が乱れる」。だから排除したがるのだと思いますが…まったくバカバカしい限りです。

まあ幸い、今の世の中は多様性の重要さに気づき始めてきたところでその点は良い傾向です。しかし、そうは言ってもまだまだ少数派の人たちへの根強い差別意識があるのは間違いないので、今後その辺が変わってくれれば良いなと思います。

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おわりに

以上、「精神障害者の私から見たら健常者の人の方がおかしいよね」という話をしました。

もちろん普通に考えれば「健常者から見たら精神障害者の方がおかしい」(=だから私たちを障害者といって区別する)わけですが、逆の立場から見たら同じことが言えるという点はぜひ知っていただきたいですね。

そして、もしかしたら将来「障害者」が増えて立場が逆転し

  • いま「障害者」と言われている人が多数派になって「普通の人」に
  • いま「健常者」と言われている人が少数派になって「普通じゃない人」に

なる可能性もゼロではないと思うので、その辺も踏まえて

普通って何だろうね?

ということを考えて頂けたらいいかなと思います。

今回は以上!

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