ご無沙汰しております、ニートです。今回は「生きづらさ」に関する話題で、
という疑問の理由を考えてみた話です。ここでは
- 真面目なはずなのに損ばかりしてきた私の体験談
- そもそも真面目な人ってどんな人?
- 真面目な人ほど生きづらかったり、損をしやすかったりする理由
- どうやったら上手くやっていけるのか?
といった内容を書いていきますね。
真面目なはずなのに損ばかりしてきた私
では初めに、そもそもなぜこんな記事を書くことなったのか?という部分から書いていこうと思います。
私は昔からよく他人に「きみ真面目だねw」と苦笑いされるようなタイプでして、それゆえに自分自身「ああ、やっぱ俺って真面目なタイプなんだな」と思って生きてきました。で、特に子供の頃は真面目なほうが大人から「いい子」として扱ってもらいやすいので、自分自身そういうタイプであることを少なからず誇りに思っていたのもまた事実です。
しかし年齢を重ねるにつれて妙なことが起きるようになりました。それは
ということです。一例を挙げると
- ちゃんと授業を受けているのに寝ている奴よりも通知表の評価が低い
- 真面目に取り組んで失敗したとき、適当にやった奴よりも怒られる
- 真面目だから、という理由でいつも適性のないリーダー役を押し付けられて疲労困憊
といった有様。なので私はいつも
- 真面目にやっているのになんでこんなに損しなきゃいけないんだ!
- なんで不真面目な奴のほうがむしろいい思いをしてるんだよ!?こんなの不公平だ!
と苛立ち悩むようになりました。しかし、かといって不真面目になれるかといえばそういうわけでもありません。自分自身まじめでないと気が済まないし、周囲の人たちも私が真面目であることを期待しているだろうなと思うとそうそう態度を変えられるものではないからです。
そのような次第で、しぶしぶ私は小学校から職場までずっと「まじめ一筋」を貫いてきたわけですが…職場でついに精神崩壊して結局はニートになってしまいました。あのね、ずっと真面目にやってきたのにその結果がニートですよ?我ながら本当に報われないなぁと思いますね。
そもそも「真面目な人」とはどんな人を指すのか?
さて、しょっぱなから自分語りをしてしまって恐縮ですが…気を取り直して本題に入ってきましょうか。
まず「まじめ」の定義をはっきりさせておいたほうが良さそうなので辞書(デジタル大辞泉)を引いてみますと、
真心のあること。誠実であること。また、そのさま。
と書いてあります。つまり辞書的には「真面目な人」=「誠実な人」だと言えそうですね。
ただ実際のところ、「誠実な人」とのニュアンスはちょっと違う感じもします。例えば「アイツは真面目だよなw」という言い方なら「何でも一生懸命にやるけど要領の悪い人」という感じになります。
このことから「真面目な人」とは実質的には「誠実だけど不器用な人」を指すのかなと思います。
真面目な人ほど生きづらく損をしやすい理由
以上を踏まえると、真面目な人ほど生きづらかったり損をしやすかったりする理由としては次の3つが挙げられると思います。
- 何でも一生懸命にやりすぎるから
- 他人からの期待値が高いから
- 一人で問題を抱え込みがちだから
では詳しく見ていきましょう。
理由1:何でも一生懸命にやりすぎるから
まず一つ目の理由は「真面目な人は何でも一生懸命にやりすぎるから」です。
たぶん普通の人って
- 重要な仕事はしっかりやる
- あまり重要でない仕事は適当に手を抜く
という感じでうまくやっていると思うのですが、真面目な人は全ての仕事をしっかりやろうとしてしまいます。その結果どうなるか?
- 集中力が分散したり、疲れたりしてパフォーマンスが落ちる
- ミスや納期の遅れが出てくる
- その結果怒られてストレスがたまる
- ますます集中できなかったり、疲れやすくなったりする
という悪循環に陥ってどんどんドツボに嵌ってしまいます。つまり真面目な人ほど「頑張っているのに報われない結果」になりがちなのです。
理由2:他人からの期待値が高いから
次に二つ目の理由は「真面目であるがゆえに、他人からの期待値が高くなっているから」です。
もちろん他人からの期待値が高いこと自体は悪くないのですが(=それだけ信用があるということ)、そうなると「できて当たり前」の基準が高くなってしまうので例えば
- 頑張っても「それが当たり前でしょ」と思われて評価につながらない
- 逆に少しでもミスすると「こんなのもできなかったのか」と予想以上に悪い評価になる
といった災難に見舞われやすいという問題があります。
…確か「こち亀」か何かの漫画で「ずっと真面目な人は褒められることはないが、不良から更生した人は称賛される」という話があって、世の中まさにそういう風潮になっていると思います。これってなんか変だなと思いますね。
理由3:一人で問題を抱えがちだから
それから三つ目の理由は「真面目な人ほど一人で問題を抱えがちだから」です。
先ほど理由1で「真面目な人は一生懸命すぎる」という話をしましたが、何でも一生懸命であるがゆえに「これは俺が何とかしなきゃいけないんだ」と思いがちなので問題が発生しても自分で何とかしようとしてしまいます。
結果としてストレスが溜まりますし、焦って対処して更に傷口を広げてしまう…といった可能性も高くなるのでこちらも悪循環に陥りやすいと言えるでしょう。使命感が強すぎるのも問題です。
真面目なタイプはどうやったら上手くやっていけるのか?
さて、これで真面目な人が損をしやすい理由が大体わかりました。そうしたらそれを踏まえて「どうやったら上手くやっていけるか?」が知りたいですよね。
そこで個人的に有効だと思う対策を挙げると次の3つがあります。
- 物事に優先順位をつけておく
- 苦手なことは苦手だと周囲に伝えておく
- 困ったら誰かに相談する
対策1:物事に優先順位をつけておく
まず一つ目の対策は「物事に優先順位をつけてから取り掛かる」ことです。
確かに全部の仕事を頑張ろうと思う気持ちは大事ですが、そうは言ってもやみくもに取り掛かるのは危険です。そこで、あらかじめ仕事の優先順位をつけておいて
- 特に重要度が高いもの
- すぐにできそうなもの
から片づけてしまうのが安全でしょう。
また、こうすれば力を入れるべき仕事やそうではない仕事が自然と見えてくるので、時間や労力をうまく配分できて「疲れにくく成果も上がる」ようなパフォーマンスを発揮できるのではないかと思います(※まあ、こういうことを偉そうに書いてますが私はニートなのであまり参考にならないかもしれませんけどね…)。
対策2:苦手なことは苦手だと周囲に伝えておく
次に二つ目の対策は「苦手なことは苦手だと予め周囲に伝えておく」ことです。
先ほども書いた通り周囲の期待値が高いこと自体は悪くないですが、自分が苦手な作業の成果に対しても期待されているようだとまずいですよね。そこで予め上司などに「この作業はちょっと苦手なんですよね~」などとそれとなく言っておき、予防線を張っておくことは意外と重要だと思います。
対策3:困ったら誰かに相談する
最後に三つ目の対策は「困ったら誰かに相談する」ことです。
とにかく問題を一人で抱え込むのは危険なので、自分で解決できそうにないと判断したらすぐに周囲に助けを求める勇気が必要だと思います。これは真面目な人ほど苦手なことですが、放っておくとヤバい問題は時間が経てば経つほど大惨事に発展してしまうためすぐに相談するようにしましょう。
おわりに:誠実さを失わずに不器用さを何とかしよう
以上、真面目な人ほど損をする理由やその対策について私なりの考えを書いてきました。おそらくこれをお読みの方は私と似たような悩みをお持ちだと思いますので、何かしら参考になることがあれば幸いです。
ちなみに念のため言っておくと、私としては真面目なこと自体は悪くないと思っています。なんといっても「誠実さ」ならその辺のヤツらには負けないわけですからそれは大事にしたほうがいいです。
ただし不器用な点は明らかに問題なので、そこは直すか何かしらの対策をすべきだと思います。しっかり対策をして「真面目な人がバカを見る」なんてことがないようにしたいものですね。
今回は以上です。