こんにちは、ニートです。今回は自作PCに関する話で「7年間使ったマザーボードを最新のものに交換した」という話題です。
私はかなりモノを大切にして使い続けるタイプですが、そうは言っても7年も同じ性能のPCを使っていると物足りなくなったり、いつぶっ壊れるか分からない不安があったりしたので、できればそろそろ中身を入れ替えたいなぁと思っていました。
もちろんニートなので大きな出費をするのは痛いけど、まだコロナの給付金に手をつけていなかったためAmazonのセールのタイミングでPCの中身を入れ替えることにしたわけです。
…といっても、前回初めてPCを自作した時にやり方をメモしていなくて完全に組み方を忘れてしまっていました。そこでこの記事では、次はこんなことにならないように
- 今回交換したパーツについて
- マザーボードの交換に必要な準備
- 実際のマザーボードの交換作業の様子
といったことをメモしていきますね。
今回交換したパーツについて
まずはじめに今回交換したパーツについて簡単に紹介しておきます。交換したパーツの一覧表は次の通りです。
パーツ名 | 交換前 | 交換後 |
---|---|---|
マザーボード | 下記CPU対応品 | 下記CPU対応品 |
CPU | Core i5 第4世代 | Core i5 第10世代 |
グラフィックボード | GTX1050 Ti | RTX 2060 |
メモリ | 8GB(DDR3) | 16GB(DDR4) |
電源 | 500W | 650W |
3Dゲームで遊んだり3Dゲームを作ったりするので、まあそこそこの性能は欲しいなと思い上記の構成にしました(※性能的には交換前の2倍以上になっているはずです)。部品代は合計でだいたい¥95,000くらいでしょうか。Amazonのセール等を活用してなんとか予算内に収めることができました(※もっと安く入手できるかもしれませんが)。
マザーボードの交換に必要な準備
次に、今回はSSDなどのドライブ類はそのままなので、ハードウェアの構成が大きく変わってもWindowsをそのまま使えるように「マイクロソフトアカウントにWindowsのライセンスを紐づけする」という下準備を行いました。
昔のWindowsはハードウェア構成が変わるとライセンス認証等で面倒なことになったようですが、今はマイクロソフトアカウントにライセンスを紐づけておけば問題なくOSを使い続けられるようです。
この紐づけのやり方は簡単で、「PC設定」→「更新とセキュリティ」→「ライセンス認証」と進んでマイクロソフトアカウントにサインインするだけです。
※参考ページ
Windows 10 でハードディスク以外のハードウェアを変更して、そのままOSのライセンス認証をする方法
マザーボードの交換手順とその様子
ではここからが本題、実際のマザーボード交換の様子を交えながら交換手順をメモしていきますね。大まかな手順は次の通りです。
- 古いマザーボード・電源ユニットを取り外す
- 新しいマザーボードに部品を取り付ける
- 新しいマザーボードをケースに取り付ける
- 電源ユニットやグラフィックボードを取り付ける
- 電源を入れてチェックする
- Windowsのライセンス認証を行う
- ドライバ等をインストールする
手順1:古いマザーボードや電源ユニットを取り外す
まずはPCの電源を完全に切り、PCケースから古いマザーボードや電源を取り外します。
面倒くさがってずっと掃除していなかったのでホコリまみれですね。長年お疲れ様でした。
手順2:新しいマザーボードに部品を取り付ける
そうしたら新しいマザーボードに各種部品を取り付けていきます。組み立ての手順は次の通り。
- CPUをソケットに取り付ける
- CPUクーラーを取り付ける
- メモリをスロットに差し込む
手順2-1:CPUの取り付け
はじめにPCの頭脳であるCPUをソケットに取り付けます。レバーを上げてカバーを外し、そこにCPUを置いてからレバーを下げて固定します。CPUをのせるときには向きがあるので気をつけましょう(切り欠きがあるのですぐにわかるはずです)。
ちなみに最初にソケットについていたカバーは、保証を受けるために必要なので捨てずにとっておきましょう。
手順2-2:CPUクーラーの取り付け
次にCPUの上にクーラーを取り付けます。今回クーラーはCPUに付属していた純正品を使いました。クーラーには予めグリスが塗ってあるので、そこを触らないように注意しながら取り付けます。
手順2-3:メモリ差し込み
メモリをスロットに差し込みます。今回は2枚のメモリを差し込むのですが、スロットには優先順位があるのでそれに従って差し込んでいきます(※どのスロットに差し込むべきかはマザーボードの説明書に書いてあります)。
ここでは説明書のとおりに左から2番目・4番目にメモリを差し込みました。しっかりロックがかかるように取り付けましょう。
手順3:新しいマザーボードをケースに取り付ける
これでマザーボードが組みあがったのでPCケースに取り付けます。
手順4:電源ユニットやグラフィックボードを取り付ける
そうしたら、電源ユニットを交換して配線したり、グラフィックボードを取り付けたりしていきます。
手順4-1:電源ユニット取り付け
新しい電源ユニットをPCケースに取り付け、配線を行います。
手順4-2:グラフィックボード取り付け
グラフィックボードをPCIeスロットに差し込み、その後固定します。
手順5:電源を入れてチェックする
これで一通り組み立てが終わったので、PCの電源を入れて動作確認を行います。
事前情報だと(組付けや配線が間違っていなければ)普通にWindowsが起動する…という話だったのですが、私の場合はUEFIの画面が出るだけでWindowsが起動しないトラブルに見舞われました。
仕方がないのでCドライブを初期化してWindowsをクリーンインストールすることになりました。
手順6:Windowsのライセンス認証を行う
そうしたら次はWindowsのライセンス認証を行います。といっても、どうやら最新の状態に更新しないとうまく認証できないようだったのでアップデートしてから再認証したらうまくいきました。
認証方法は「PC設定」→「更新とセキュリティ」→「ライセンス認証」と進み、「トラブルシューティング」を実行して「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」を選択して元のPCを選べばOKです。
手順7:ドライバ等をインストールする
最後に必要なドライバ等をインストールします。
- マザーボード
- グラフィックボード
等のドライバをダウンロードしてインストールしておきましょう。
交換したらどう変わったか?
速い(小並感)
まだそこまで重い処理を実行していないので圧倒的な速度差は実感していないのですが、今まで引っかかっていたような処理もサクサク実行できているのでやっぱ違うな~といった感じです。
ただ正直10万円近いお金をかけた価値があったかというと今のところは微妙です😅
おわりに
以上、マザーボード交換に関する話をしてきました。今回はソフト的なトラブル等があってかなり焦りましたが、組み立ては特に問題なくできましたし、最終的にはきちんと動くようになって良かったです。こういうスリリングなところも含めてやっぱり自作は良いですね。
まあ自作PCというと難しそうに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、組み立てるだけなら正直プラモデルよりも簡単なので興味のある方はぜひチャレンジしてみてほしいと思います。…もっとも、金がかかるからニートには厳しい趣味だけどね!給付金を活用したとはいっても10万の出費は痛かったです。
今回は以上!