ああ、なんということでしょう。この記事を読んでいるということはついにニートになってしまったのですね?!
ですがご安心ください。今回はニート歴2年の私が、迷える新人ニートのあなたに「ニートになったらまずやるべきこと」を状況別にお教えします。
ニートになったらどうする?まずやるべきこと
では、早速ニートになったらどうすべきかを状況別に見ていきましょう。
- 学生からニートになった場合
- 正社員からニートになった場合
- 派遣・フリーターからニートになった場合
- 上記にかかわらず、精神を病んでニートになった場合
学生からニートになった場合
まず、学校を中退したり就活に失敗したりしてニートになってしまった人の場合ですが…そんなあなたへのアドバイスはただ一つ。
就活しろ。今すぐ!!
学生だったあなたにはニートなんかやってる暇はありません。なぜなら正社員として働ける可能性がまだ十分あるからです。
いいですか、空白期間が長くなるほど取り返しのつかないことになりますよ?こんなサイトを見るのはやめて今すぐ行動してください。
正社員からニートになった場合
次に会社を辞めてニートになった方の場合です。何はともあれ、1年以上勤めていた方は雇用保険(失業保険)の受給手続きを行いましょう。これですぐにお金に困る、という心配はなくなるはずです。
雇用保険をもらえるようになったら、やるべきことは一つです。
転職しろ。今すぐ!!
立派な社員だったあなたにはニートなんかやってる暇はありません。なぜなら再び正社員として働ける可能性が十分にあるからです。
空白期間が長引くほど転職で不利になるので、「雇用保険もあるし、疲れたからちょっと休むか…」なんてのは最悪。こんなサイトを見るのはやめて今すぐ行動してください。
派遣・フリーターからニートになった場合
さて、次は派遣やフリーターからニートになった方の場合ですが…こちらも雇用保険に1年以上加入していた場合は雇用保険の受給手続きを行いましょう。
もし雇用保険をもらえるようになったら…まあ、少しはのんびりしてもいいんじゃないですか?派遣やバイトの仕事だったらまたすぐに見つかるでしょ。大丈夫大丈夫。
…なんたってニート生活は楽しいよ!好きなことを好きなだけやって楽しもうよ。ニートの世界へようこそ!
精神を病んでニートになった場合
最後は上記に関わらず精神を病んでニートになってしまった方の場合です(※私の場合はこれに該当します)。この場合はちょっと特殊で、やるべきこととしては次の5つがあります。
- 病院(必ず精神科)に行く
- 雇用保険の受給手続きを行う
- 自立支援医療&障害者手帳の申請を行う
- 障害年金の申請を行う
- 無理をせずに休む
精神を病んだ場合にやるべきこと
手順1:病院(必ず精神科)に行く
まず、まだ病院で診てもらっていない方はいち早く、必ず精神科を受診するようにして下さい。心療内科ではダメです。絶対に精神科にしてください。
精神科じゃないとダメな理由は、心療内科はあくまでも内科であって精神科ではないからです。したがって心の病気は精神科に相談すべきです。「精神科だとなんかヤバそうだから、響きがマイルドな心療内科のほうが良いかな」などと考えるのはやめてください。後悔しますよ?
…さて、それで精神科に行って病名がついたら、病気のことをよく先生に教えてもらってどうすれば対処できるかを学んでください。精神病は厄介で対処を間違えるととんでもないことになるので、薬などにも頼ってうまくコントロールできるようにしましょう。
これで最初の手順は完了です。初診が遅れると後の手続きで不利になるので、精神を病んだら速やかに受診しましょう。
※もし病名がつかなかったら…少し休んだ方がいいんじゃないですか、きっと疲れているんですよ。ニートの世界へようこそ!
手順2:雇用保険の受給手続きを行う
次に仕事をしていた方で雇用保険をもらえる見込みのある方は、病院に行った後すぐにハローワークで受給手続きを行ってください。いいですか、「すぐに」ですよ?しんどいとは思いますが後で損をしないためにも速攻で手続きしましょう。
ちなみに、なぜ手続きを速やかに行わなければならないのか?というと、もしあなたが障害者として認定された場合、雇用保険を通常よりも長期間もらえる可能性があるからです。申請が遅れるとそのぶんだけ取り分が少なくなる場合があるので十分気をつけてください。
手順3:自立支援医療&障害者手帳の申請を行う
そうしたら、次は自立支援医療と障害者手帳の申請を行います。みなさん障害者手帳のことは分かると思いますが、もう一つの自立支援医療とは精神科の治療費が1割負担になる制度です。これがあるのとないのとでは費用が全然違うので、通院するなら絶対申請したほうがいいです。障害者手帳も持っていてデメリットがないので申請しておきましょう(申請方法についてはお住いの地域の役所に電話して教えてもらってください)。
そうそう、もしかしたら地域によるかもしれませんが、この2つは同時に申請できるので一度にやったほうが手間も診断書の費用も抑えられます。必要な書類をそろえてさっさと申請してしまいましょう。
それでもし審査に受かって障害者手帳をもらったら、すぐにハローワークに障害者手帳を取得したことを報告してください。場合によっては雇用保険の受給期間を延長してもらえますし、障害者として専用の窓口でサポートを受けることができるようになります。
手順4:障害年金の申請を行う
さて、ここまできたらあとは障害年金の申請です。ただし障害年金は異常に審査が厳しく、手続きもややこしいのでここではやり方は一切説明しません。年金事務所に行ってよく話を聞いてください。
まあ一つだけアドバイスするとすれば、転院を繰り返している方は要注意、とだけ言っておきます(※初診日の証明がとても重要です)。
手順5:無理をせずゆっくり休む
最後は、精神を病んだ以上は「無理せずゆっくり休む」べきです。精神病の場合は見た目ではわかりづらいので、怠けていると思われて「早く働け!」などと言われる場合が多いですが、そこで焦ってはいけません。ある程度回復するまでは無理しないほうが良いです。無理すると余計に壊れます。
まあ、回復するまではニート期間を楽しみましょうよ。ニートの世界へようこそ!
おわりに
というわけで、ニートになってしまったらどうすべきかについて書いてきました。いや~、学生や正社員はやり直しが利くので羨ましい限りです。いいなぁ…。
ん?ところで…ここまで読んでいるということは、あなたは「学生タイプ」でも「正社員タイプ」でもありませんね?
ではそんなあなたにもう一度。
ニートの世界へようこそ!
今回は以上です。