なぜ障害者の賃金は安いのか?これって障害者差別でしょ

障害者の賃金は安すぎる 素朴な疑問・考察

こんにちは、精神障害者のニートです。今回はタイトルの通りで「障害者の賃金はすごく安いけど、それって障害者差別だよね?」という話です。

私は障害者になってから障害者専用の求人を色々見てきたんですけど、どれを見てもまあ給料が安いわけですよ。どれも最低賃金ギリギリの求人ばかりです。

それで障害者の中にも仕事ができる人はいるはずなのに、こういう風に障害者が一律で安く買い叩かれる構図はおかしいと思ったのでここではその点について詳しく書いていきますね。


※ちなみに、賃金が安いから俺は働きたくない!などと言うつもりはありません。…まあ私はニートなのでこういう話をしたらそう思われても仕方ないですが。

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「障害者=大した仕事ができない」という偏見

では、まず最初に声を大にして言っておきたいことがあります。それは日本社会には

障害者=能力が低く大した仕事ができない

という根強い偏見があり、障害者が極めて稼ぎにくい状況になっているということです。

確かに障害を持つ人は何かしらの困難を抱えているわけですが(※だから障害者といって区別するのです)、だからといってあらゆる分野で健常者よりも能力が劣っているとは限りません。むしろ適切な仕事であれば健常者以上のパフォーマンスを発揮できる人材もいるはずです。

しかし求人を見る限りでは障害者採用だと給料の安い単純作業しか任されません。なぜ企業は障害者にもより高度・高給な仕事を用意しようとしないのでしょうか。

この理由はいくつかあると思うのですが、一番は障害者の適性を見極めるのが面倒くさいからだと私は思っています。一口に「障害がある」と言っても人それぞれなので、これはできる、これはできない…というふうに適性を見極めるのは大変です。なので、だったら一律で誰でもできる単純作業をやらせればそれでいいでしょ、という考えの企業が多いのだと思います。そしてこういう思考のせいで本来なら稼げるはずの障害者も安くこき使われて稼げないわけですから、これこそ障害者差別だと私は思います。

まあ、日本の企業は障害者の雇用には全然積極的ではないのでそういう考えがあるのも無理はないでしょう。表向きでは「ウチは障害者の方にも活躍してもらってますよ」などと言っているところもありますが、本音としては

  • 本当は障害者なんて雇いたくないけど、雇わないと罰金を払う羽目になるから仕方なく雇っている
  • 「社会貢献してるアピール」をするために雇っている

という企業がほとんどでしょう。企業は利益を出さないといけないので、傷物の障害者なんてできれば雇いたくないと思うのは当然と言えば当然かもしれません。

企業は障害者を雇うと「補助金」をもらえる。それなのに…

ところで話の本筋から少し逸れますが、実は障害者を雇うと企業側にも旨味があります。それは国からの「補助金」です。その額なんと最高240万円!障害者の賃金なんて額面で月15万円にも満たないですから、もし補助金が満額給付されれば1年以上の間タダ同然で障害者を雇えるというわけです。

さらにその一方で、一定上の規模なのに障害者を雇っていない企業には(足りない人数一人あたり)月5万円の罰金が科せられます。なので障害者を雇った場合とそうでない場合の差額を考えれば金銭的なメリットは一目瞭然でしょう。

しかしそれでも企業はやっぱり障害者なんて雇いたくないという考えなんですよね。嘆かわしい限りです。

障害者が稼げないような社会は衰退する運命にある

このようなことを考えると、障害者を雇えない・雇いたくない・稼がせたくないということはそれだけ日本企業には余裕がないとも言えます。余裕がないから健康で即戦力になるような限られた人材を奪い合っているわけですね。日本経済も落ち目だな…。

障害者だって上手く使えば活躍できるだろうし、そもそも私みたいに就職してない障害者は何百万人もいるんだから、そういう人を活用すれば人手不足になんかなる訳がないんですよね。結局人手を腐らせているからそういうことになるんです。まったくバカバカしい…。

おわりに

というわけで簡単ではありますが「障害者の賃金が安いのは障害者差別だろ」って話でした。いや~障害者として本当に腹が立つ問題です。まあ俺は働いてないから賃金がどうのとか立場じゃねーけどな!w

今回は以上です。