ニートが応用情報技術者試験(H31春)を受けた感想

応用情報技術者試験 アイキャッチ 資格・検定

はじめまして、現在ニートのwasaと申します。ブログをご覧いただきありがとうございます。

ニート生活も3年目に突入した中、私は4月21日行われた「応用情報技術者試験」を受験しました。今回はその応用情報技術者試験について、

  • 試験の概要・難易度
  • 受験の動機
  • 私の勉強時間と勉強方法
  • 受験した感想
  • 自己採点結果

をざっとまとめてみました(そこそこ長文です)。

受かった人が書いている記事ではないので注意してください。

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応用情報技術者試験の概要・難易度

応用情報技術者試験とは?

まずはじめに、応用情報技術者試験について簡単に説明しておきます。この試験は一言でいうと「応用的な知識が試されるIT技術者向けの国家試験」です。

…まあ読んで字のごとくですが、この資格って一言でいうのが結構難しくてですね。問われる知識が幅広いので、例えば「これを取ったら○○ができます!」と具体的に言えるわけじゃないんですよ。「だいたい応用レベルの知識がありますよ」ってことが証明できるという、なんかそういうボンヤリしたイメージの資格です。

試験は春と秋の年2回実施され、全問選択方式の午前試験と記述方式の午後試験の2つの試験で構成されています。合格するには午前・午後のそれぞれで60%以上正解することが必要です。

応用情報技術者試験の難易度

それでIT系の国家資格は4段階のレベルがあるのですが、この応用情報技術者は「レベル3」に分類されます。下位の資格にはITパスポート(レベル1)とか基本情報技術者(レベル2)とかがあって、応用はその上ですね。

難易度は一般的にそこそこ高いとされていて、合格率は例年20~25%程度です。これは下位資格の基本情報とほぼ同じですが、正直レベルが違うので難易度的には別物だと思ったほうがいいと思います(ネットを見ていると「基本情報技術者のほうが難しい」などという人がいますがあれは疑わしいです)。

基本情報技術者試験との違い

ちなみに基本情報技術者試験と比較してみると、応用情報技術者のほうは

  • 全体的な難易度が上がる(※当然)
  • 午後試験に記述問題が出る
  • 午後試験がセキュリティ以外は選択式

という違いがあります。一番の違いはやはり記述問題が出るというところで、選択式の問題よりも難易度は当然上がります。

なお先ほど「基本情報の方が難しいという人がいる」という話をしましたが、そういう人はどうやら午後試験のアルゴリズム問題が苦手な場合が多いらしいですね。基本情報だとアルゴリズムは必須問題ですが、応用情報だと回避できるのでその分楽に感じるということらしいです。

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受験の動機

さて、試験の説明はこのくらいにしておきますが…なぜ今回私が応用情報を受けようと思ったのかというと、主な理由は2つあります。

  • ニート生活で暇だったから
  • 就職に役に立つと思ったから

ニート生活で暇だったから

一番の理由はこれ。なんといってもニートは暇です

まあ私の場合はプログラミングしたり、ゲームを作ったり、絵を描いたりとそこそこ忙しいのですが…社会人に比べるとやっぱり暇なのは紛れもない事実です。

それで「せっかく時間があるんだから何か資格でも取るか」「でも全然興味のない資格を取るのも嫌だな」と思ったので、昨年合格した基本情報の上位資格である応用情報を受けることにしました。

就職に役立つと思ったから

二番目の理由は就職で少しでも役に立ちそうだと思ったからです。まあネットで調べると分かる通り、「実務では役に立たない資格」などと言われていますが…それでも私はIT業界未経験なので、もし受かれば一定レベルの知識があることを証明できるだろうと考えました。

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私の勉強時間と勉強方法

勉強時間

私が応用情報の勉強を始めたのが昨年(2018年)の9月くらいからだったので、だいたい8ヶ月ほど勉強したことになります。

勉強時間は平日のみ1日1~2時間だったので

1.5時間×20日×8=240時間程度

だったと言えます。

勉強方法

次に個人的な勉強方法についてです。

まず、勉強を始めたころは「情報処理教科書 応用情報技術者 テキスト&問題集」というテキストで知識を詰め込みました。しかし基本情報を合格していて基礎知識があるとはいえ、さすがに応用情報の内容は初見では難しくて「なんだこれ、意味わかんね…」などと思いながら日々テキストと格闘していました。

そうこうしているうちに1ヶ月が経過。分からない部分がありつつもテキストを読み進めた結果「なんとなくわかってきた」状態になりました。そこで次は問題を解きまくって知識を定着させようと思い、「応用情報技術者過去問道場」というサイトで午前試験の過去問を1日20問くらいのペースで解き続けました。最初は全然正解できなくて、正解率が40%いけば良い方だったと思います。しかし2ヶ月くらい続けていたらコツが掴めてきて正解率が70%くらいになりました。

そこで4か月目からは「応用情報技術者 午後問題の重点対策」(俗にいう緑本)で午後試験の対策を本格的に始めました。こちらも最初は全く正解できなくて焦りましたが、3か月かけて3周くらいしたら満点近い点数を取ることができるようになり自信につながりました。

まとめると次の表のようになります。

時期 勉強内容
1ヶ月目 テキストで基礎知識を詰め込む
2ヶ月~3ヶ月目 午前の過去問を解きまくる
4ヶ月~試験直前 午後試験対策を中心にしつつ午前の過去問も解く
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受験した感想

午前試験

午前試験は勉強の初期から対策していただけあって楽勝でした。1時間以上時間が余ってしまい、退出可能時間に退出してしまおうかと悩みましたが、結局最後まで念入りに見直しを行うことに(途中で思わず寝そうになりました)。正直「この暇な時間を午後試験に回せたらどんなにいいことか」…などと考えていました。

午後試験

さて、午前は良かったものの問題は午後試験です。正直全然時間が足りませんでした

ちなみに私が選択した問題(必須のセキュリティ以外)は次の通りです。

  • プログラミング:券売機の注文状態を判定するプログラム
  • システムアーキテクチャ:システム構成の見直し
  • 組込みシステム開発:家庭用浴室給湯システム
  • 情報システム開発:Webサイトの開発

試験前はネットワークをやろうかなと思っていたのですが、問題を読んでみると難しくて手が出なかったので代わりに情報システム開発を選択。こちらはなんと昔から慣れ親しんだCSSに関する出題で、思わず「ラッキー!」と飛びつきました。以下は各分野を解いた感想です。

セキュリティ

必答問題のセキュリティはECサイトの利用者認証に関する問題でした。本来はここをサクッと解いて選択問題に時間を回すという算段だったのですが…意外と手こずりました。結局15分で終わらせる予定が25分くらいかかってしまい、かなりのタイムロスになってしまいました。

プログラミング

一見すると難しそうな問題で焦りましたが、冷静に考えたらスラスラ解けたので一安心。しかし時間がかかってしまい、目安の25分を丸々使い切ってしまったのが痛かったです。

システムアーキテクチャ

ヤマを張っていた待ち行列の問題ではなく稼働率の問題でちょっとショック。しかも穴埋め3か所と記述問題1つが全然わからず頭を抱えることに。仕方ないので「間違っていてもなんとかなるだろう」と思いひとまず全部埋めました。

組込みシステム開発

本来得点源にするはずの組込みシステムでしたが、解いてみると案外分からず苦戦しました。残り時間も少なくなってきていて焦りましたし、最初の穴埋めで「どっちがどっちなんだ?」と悩んで無駄に時間をロスしてしまいました。

情報システム開発

情報システム開発は残り時間がわずかな状態で取り組みました。得意なCSSだから大丈夫だろう…などと思っていたのですが現実はそう甘くはなかった!まあ確かに分かるところは速攻分かったのですが、なぜか土壇場で「レスポンシブWebデザイン」という用語をド忘れしてしまい「あれ?なんだっけ…???」と悩む羽目に。しかも結局思い出せませんでした(´;ω;`) この試験最悪の思い出です。

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自己採点結果

23日ごろに回答が出回ったので意を決して自己採点してみました。

結果は

  • 午前試験:89点
  • 午後試験:59点

でした(それぞれ60点以上で合格)。うわぁぁぁ、1点足りねぇ!!

というわけで合格はほぼ絶望的となってしまいました…。ダメだったとして秋にまた受けるかどうかはちょっと考え中です。まあどっちでもいっか…。

とりあえずダメでも基本情報持ってるのでいいよね!死にゃしないから大丈夫!…という謎のポジティブシンキング(※ニート特有のやつ)で乗り切れそうなのでもういいです。終わったことをクヨクヨしていても仕方ないですし。あとせっかく今日からブログ始めたので、試験も終わったことだししばらくはブログの方を頑張りたいと思います。よろしくお願いします。